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中文翻訳編集:黄淑菁
英文翻訳:白須康子 英文翻訳:伊藤菜月妓 英文翻訳:坂元一枝 (2010.4月起) |
ひらひら はなびら ちゃくりく てのうえに もいちど はなに さきなさい もいちど えだに かえりなさい 五、四、三、二、一 ぷー はなびら しゅっぱつ きのえだに いっさんぱらりこ くっつかない いっさぱらりこ くっつかない **************** ある日、猿橋幼稚園に伺うと、園長の美芳先生が、フレーベル館の キンダーブックの古い初期の復刻版の1冊を見せてくれる。 「この頃は、詩に曲もついていて楽譜を見ながら、ピアノ弾いて歌ったのよ」と。 その歌の歌詞を見て、どきっとした。 なんて凄い歌詞なんだろう? 最低限の数の言葉で、それも独得の表現で、深い世界を描いている。 特に、最後の「いっさんぱらりこ くっつかない」というこの言葉の表現! 作詞家を調べると、さとうよしみさんという、「犬のおまわりさん」の詩を 書いた作詞家だった。私はいつも「犬のおまわりさん」を歌いながら、最後に 「困ってしまって、にゃんにゃんにゃにゃーん にゃんにゃんにゃにゃーん」 と歌う度に、この後はいったいどうなったんだろう?と、どこか不安な 思いにかられたのを覚えている。 そして、この「ひらひら はなびら」にしても、元気よく落ちてきた花びらを、 唇をとがらせぷーと吹いて、もとの枝に戻りなさいと言ったのに結局、 花びらは枝に戻れず落ちてくるのである。 子どもに、こういうすべて明るい元気な歌詞ばかりを提供するのではなく、 この歌詞のように、人生にはそういう仕組みもある。 失って戻らないものもある・・・というような感覚を 歌にする着眼点が素晴らしいと思った。
by cinniyan
| 2013-08-21 06:30
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