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中文翻訳編集:黄淑菁
英文翻訳:白須康子 英文翻訳:伊藤菜月妓 英文翻訳:坂元一枝 (2010.4月起) |
この春は、おもいきり、図書館中を花の空気感にしたいと、昔、私がデザインし 妹にニードルで作ってもらった、天使と花ねこたちの写真や実物を、図書館の 階段あたりに飾った。天使たちを山梨に引っ越してきて、いろんな場所で撮影した 写真を見て楽しんでもらったり、気分が変わったらいいなと思っている。 寒い冬を乗り越えて、球根から芽が出て来るのを見ると、なんだか 心がうきうきするのは、人間も動物だからなのだろうか?一番の理想は、図書館に 入ったら花屋さんのように、花の匂いがするように本物の植物を置くことだが、 なかなかそうもいかない。さて、ニードルというのは、フェルトを特殊な針を使って、 いったりきたり要は、繊維を引っ掛けて形を作っていくもので、縫い目はないのに、 立体を作ることが出来る。私が、モンゴルに行った時に、店にフェルトの帽子が沢山 並んでいた。とてもユニークなものも多く、面白いデザインのものを妹に買ってきた。 真っ白な帽子で、頭にとさかみたいに、ぴょんぴょんと房みたいのがついてるような、 花が開いたような形だった。でも、パオなどで生活するうちに、なぜ、遊牧の 民にとってフェルトなのか?という疑問がとても納得いった。砂漠から吹く風に舞う 砂からも頭を守れるし、熱い日差しも守れるし、寒い冬は暖かいし、 日本ではゴワッとした感じに感じるものが、向こうで被ると、とても安心していい 素材だった。今では、大分おしゃれになって、沢山のニードルのバックも帽子も 見かけることが出来るようになったが、刈り取った羊の羊毛をいただいて、 人間に役立たせていただいているのは、感謝だと思う。春、、、明日は3月11日、 あれから5年経ったけれど、被災した方達の心の状態はどうだろう? 復興、復興 といっても、仮説住宅からも、先日、一人部屋の中で亡くなっていた60代の人の ニュースもあった。こないだも、現地に働きに行っている建築の人の一日の収入が 10万円の時もあると聞いた。けれど、10日が限度で、あとは働けないと。 こうした過酷な現場で、今も働いていてくれる人もいる。 新しい希望の町おこしを 初めている場所もあるが、割合からいったら、まだまだだ。 なにもしてあげることは 出来ないと、みんな無力感を感じた数年だったが、本当に国の首相は、 1ヶ月でも現地で暮して、その生活の様子を知ってほしいと思う。
by cinniyan
| 2016-03-18 06:30
| 大月市立図書館の館長のブログ
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