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中文翻訳編集:黄淑菁
英文翻訳:白須康子 英文翻訳:伊藤菜月妓 英文翻訳:坂元一枝 (2010.4月起) |
山梨県に引っ越して来た頃、玉虫が庭に飛んで来て感動したことがあった。 玉虫と言えば、玉虫の厨子で有名、その羽の緑と赤に光る光沢は、確かに 宝石と見間違うような光沢を醸し出していて、特別扱いされ貴重にされたのも分かる。 けれど、いつしか玉虫の姿を見なくなったなと思っていたら、先日、妹とお買い物 に行った帰りに、道を歩いていたら、両端が雑木林に囲まれたあたりに差しかかった 時、後ろからぶーんと大きな羽音が聴こえた。 ふっと身を逸らすと、それは光る虫で先の桜の木の老木に止まった。 羽を開いたら、7センチはあるので、すぐにそれが玉虫だと分かった! すぐに近づいて、写真を撮らせてもらったが、しばらくすると、玉虫は 飛び去ったが、私たちが歩く方角に一緒に飛んで来るので、あ!、また いた!、、、と、嬉しい声を何度も発して、このままうちの庭に来るかなと も思ったりしたが、そのうち、ご近所の畑付近で見失った。 まあ、玉虫は木に穴を空けてしまう害虫だけど、なぜかこの虫に出会うと嬉しい。 調べてみると、玉虫はあの美しい緑色の金属光沢のお陰で、天敵である鳥 は、「色が変わるものを怖がる」という性質があるため、この虫は鳥を 寄せ付けないと知った。これは、玉虫でも「ヤマトタマムシ」という名前だ。 真夏の日中や日差しの強い日によく活動し、エノキやケヤキなどの幹を のこぎりで挽くと、その香りを求めて切り口付近に集まるという。 警戒心が強く、人間が2メートル近く近づくと動きを止め,それ以上 だと飛び立つとある。 私は携帯で10センチほど近づけたのは、玉虫がご機嫌だったのかもし れない! 「どのようにも解釈出来、はっきりとしないもの」を玉虫色というのは、 見る角度で色が変わるこの虫が要因するという。 「玉虫をタンスに入れておくと着物が増える」という迷信もあるようだが、 いつまでも、玉虫の好きな木が多くある大地であってほしいものだ。
by cinniyan
| 2016-08-10 06:30
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