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中文翻訳編集:黄淑菁
英文翻訳:白須康子 英文翻訳:伊藤菜月妓 英文翻訳:坂元一枝 (2010.4月起) |
12月の上旬に、仁科神明宮へ玉串奉納へ行って来た。 毎年お礼参りに行っているのだが、大月からだとほぼ2時間ほどで着いてしまう。 長野県の大町という場所にある仁科氏がお奉りしてきた神社だ。 大町は、田園風景の続く美しい田舎で、まわりには蝶が峰道を走り、 こんもりとした森の中に、神明宮はある。 豪族としては、一番長く、伊勢神宮の式年遷宮の時に使われる杉の木を奉納して いたということで、神社の裏の山には、沢山の木々が今でも生え、日本最古の神明造りだ。 鳥居をくぐる道には、樹齢800年ほどのご神木の杉の木が二本。龍のように枝を 曲げているものもある。 実は、このご先祖さまの神社があることをずっと知らなかった。 山梨に移る前に、河口湖の明日見という場所に、石を持ち上げて人を占うおばあさんが いた。 「蓮池のなっちゃん」という方で、2万本の花を咲かす蓮池の側に家があるため、 そんなふうに地元の方に慕われていた方だ。 たまたま私は、明日見の大神さんという神社の再興をするという友人たちと一緒に、 その話を聞きに伺ったところ、「あなたには、神様がいるねえー、 玉串を上げて名前を名乗って来なさい。 助けてあげたくてもそうしないと出来ないものだよ」と言われたのだ。 そして、私が加わっているとそのご先祖さまたちの力がいいから、 きっと神社の立て直しが出来るということだった。 実際、何度もお社を造り直そうと話が出ても出来なかったのが、 その後ですんなりうまくいって、村の人の協力も得て総出で、お社が新しくなった。 恐れ多い言葉に驚いたが、すぐに大町に行き、玉串を奉納させていただいた。 途中、タクシーの運転手が私が仁科だと知って、このあたりの人がどんなに仁科氏に 感謝しているかしれないという話をしてくれた。武田勢が安曇野の迫ったとき、 古族仁科氏が戦ってそこで食い止めてくれたのだという。 壮絶な戦いで怨念が残るのを恐れて、お寺の過去帳をみんな燃やさせたということだった。 帰りには、タクシー会社に連れて行かれ、てぬぐいやらお茶やらお饅頭をいただき、 タクシー会社の人たちに感謝されたという思い出もある。 今年も本当にお世話になった。 来年、もっと人々に喜ばれるように精進していきたい。
by cinniyan
| 2016-12-28 07:06
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