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中文翻訳編集:黄淑菁
英文翻訳:白須康子 英文翻訳:伊藤菜月妓 英文翻訳:坂元一枝 (2010.4月起) |
「まいごのどんぐり」という絵本を取り上がる。 この1冊について話し合うのだ。 今回は、始めての講師の方がいらっしゃるので、特に 児童心理学の山田先生には、今までされてきた活動などの お話も伺えるので楽しみだ。 日本を襲った震災では、多くの学校で子どもたちの心の問題が 浮き彫りになり、保健室に心理カウンセラーの先生に 随時来てもらっていた学校も多かったようだ。 私が福島を訪ねた時もそうだった。 会津若松で、直接の被害はあまりなかったけれど、放射能 による目に見えない恐怖に対して、親も子どもも不安に 怯えていた。 今回取りあげる本も、少年と木の話だが、私の心になんだか ずっと残る絵本で、木と少年と言えばシルヴァスタインの 「おおきな木」だ。 イラストはシンプル。 小さな男の子が、大人になり老人になるまで、自分を削り無償の愛を 与え続けるリンゴの木の話だ。 表参道のクリスマスイルミネーションに輝く木を見る度に、 木が可哀想だといつも思った。 やはり熱いし嫌だろう。でも、人間が喜ぶから平気なんだ!っと、 悟りの境地なのだろうか?。 きっと木は、何をされても人を憎むことはないのだろうと思ったが、 「おおきな木」の中に登場するリンゴの木も、自分を犠牲にして 少年にやられるままに、木に興味がなくなっても、まだ与え続ける。 最後は切られてしまったのだ。 ほんとにこれで、人間側はいいのか?。 でも、刺さる言葉がある。 木は、それでも幸せだった。 「だけど、それはほんとかな?」 身勝手な人間の汚さ、愚かさも見える。 いろいろ考えさせられる深くいい物語だと思う。 「まいごのどんぐり」は、どんな感想や話になるだろう?。 いつもぶっつけ本番で、出て来た話から広がるので、最後にこうまとめよう ということもないが、その分、リラックスしたムードで話したいたいと思う。 今回は、イタリアで修行してきたご夫妻の作った、お菓子が出されるので、 来られる方は、それもお楽しみに! ぜひ、覗いて見て下さい。
by cinniyan
| 2017-06-23 07:07
| 大月市立図書館の館長のブログ
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