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中文翻訳編集:黄淑菁
英文翻訳:白須康子 英文翻訳:伊藤菜月妓 英文翻訳:坂元一枝 (2010.4月起) |
7月7日に、新しい絵童話「クモばんばと ぎんのくつした」が出版された。 このお話を編集者に渡して、3年くらいは経つと思う。その間に、 「しあわせアパート」の出版など挟んで、ようやく今年に出版となった。 なにしろ主人公が、ニュッルという名前のナメクジと、クモのおばあさん で両方共、嫌われ者だ。きっと営業サイドはどう感じたか分からないが、 担当の編集者の梅田さんが、この物語をとても好きになってくれた おかげで、やっと日の目を見ることになったのだ。 私がクモって凄いと思ったのは子どもの頃だ。憧れる職業の中に、 建築家があったが、それは、無限の空間を使って自由に建物を建てて 行く作業にロマンを感じたからだ。それは、クモが自由に風に乗り、 空にクモの巣をかけて、自由な造形を作り上げる姿にも共通点を 感じて、凄いことだと思っていた。そして、図鑑の中で見た、 「ネコハエトリグモ」の写真を見た時に、可愛いと思った。 大きなまん丸の目が正面に二つ、他にも6つのメガネのような丸い目が ついていて、巣を張らずに家の中で歩き回って虫を捕まえる。 毛むくじゃらの姿に、なんてユニークなんだと思い、いつか何か 物語に描いてみたいと思っていた。ある若草の季節の夕べ、 仕事を終えて家を出ると、玄関横のヒナギクの花の上にナメクジがいた。 花びらを食べている様子もなく、ゆっくりくつろいでいるように 見えた。その時にニュッルが主人公の、この物語が浮かんだのだ。 この本には、沢山のクモが出てくるが、一応私もいろいろ調べて、 それを自分の表現にして表してみた。 ぜひ、彼らの世界を覗いてもらえたら嬉しい。
by cinniyan
| 2013-07-12 06:30
| 私の絵本
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