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中文翻訳編集:黄淑菁
英文翻訳:白須康子 英文翻訳:伊藤菜月妓 英文翻訳:坂元一枝 (2010.4月起) |
春先に、ターレンスクラブという画材メーカーの小冊子から取材を受けた。 なんと、取材に来たアートディレクターの南雲さんは、学生の頃からの 永井先生のファンであるという。思わず取材後は、永井先生の話で盛り上がる。 南雲さんは、永井先生には品格が感じられるとおっしゃって、 憧れであったという。そんなご縁で、その後ギンザグラフィックデザイン ギャラリーで開かれた先生の個展にも、事務所の方を連れて来てくださった。 ロイヤルターレンスは、最高級のオランダの画材ブランドだ。 オランダというと、すぐに思い浮かぶ画家は、日本人も大好きな フェルメールやレンブラントだろう。 オランダの光はとても強く、発色が日本で風景を見ていたものには まるで違って見えるくらい、風景の色が鮮やかだと聞いたことがある。 今回そんなご縁で、私も次の徳間書店から出版する童話の絵に、 ターレンス社の固形水彩絵の具というのを使ってみることにした。 48色で、3万円近い高価なものだ。実はこれ、取材のお礼に欲しい 画材を言ってくださいと言われて決めたものだ。 今まで、水彩絵の具はチューブをパレットに出していて、実は 時間の短縮をしたい私には、チューブの蓋を回して外して絵の具を 出して、またチューブの蓋を出すという作業が面倒で苦手だった。 けれど、使ってみて凄いと思ったのは、このパレットと一緒に なった固形水彩だと、その手間のないばかりか、絵の具が無駄にならない。 パレットに残った絵の具は、また水を注いで使えるのだ。チューブだと 毎回、残った絵の具は洗って捨ててしまうことになる。 そして、絵の具の染み込み方と、その上品な発色がとても美しくて、 描いていて、本当に楽しかった。 これは、レンブラントというブランド名で、オランダ王室から ROYALという称号も与えられている。厳選された、きめ細やかな 最高級の顔料に、無色のアラビアゴムを使用している。やっぱり 顔料というところが自然だ。純粋な透明感のある発色は、濁りがなく 澄み切った発色と、優れた退色への耐久性を兼ね備えているという。 実は今日、9月に出版の新作の「野ねずみポップは、お天気はかせ」 の絵をすべて入稿したところだ。 本当に、今回は画材に助けられて絵がはかどったと言える。 でも、いつも思うのだけど、絵の具が綺麗過ぎて、絵を描いたら 申し訳ないような気にもなるのだ。絵の具に、絵に描いてもらって 良かったと思ってもらえる絵が描けるようになりたい。
by cinniyan
| 2013-07-17 06:30
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