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中文翻訳編集:黄淑菁
英文翻訳:白須康子 英文翻訳:伊藤菜月妓 英文翻訳:坂元一枝 (2010.4月起) |
戦後は否定された「ひろすけ」 しかし、この「ひろすけ賞」は、もともとそういう性質のものではなく、 世の中に光を与える作品を見出そうというものです。ですから、 この賞を仁科幸子さんが受けたということは、ハチャメチャな時代に 光を投げるものであることが認められたということで、私はとてもうれしく思います。 浜田広介は、「泣いた赤鬼」「龍の目の涙」「椋鳥の夢」などで有名な作家です。 しかし、彼は、後で話すように戦後児童文学の世界で小川未明とともに、 戦後の進歩的児童文学者によって否定された人でもありました。 否定した方々は、「ダンプえんちょうやっつけた」などの作者・古田足日さんと 今年2月14日にお亡くなりになった鳥越信さんです。後半で、 この二人が浜田・小川批判を展開したことは詳しく述べますが、 これは、戦後の日本人、および児童文学が深く考えなければならない 重要な事実だと思います。 つまり、なぜ浜田広介や小川未明は否定されたのか・・・ これは「戦後民主主義」と深い関係があるように思えます。 しかも、私たちは、「戦後民主主義」の延長線上にいるのです。 そして、これを考えないと、現代の現象、イジメや孤立などの社会問題、 さらには、あの震災や原発事故もふくめて、これからの日本の行方が 見えなくなるような気がしています。。決して大げさに言っているのではありません。 怖いものは見ないようにして生きるというのはダメなんです。 向き合わねば!・・・戦後民主主義は怖いものは隠し、 人々はきれいなところばかり見てきました。3・11以降・・・ 多くの人々が、それでは本当の意味で日本の課題を 乗り越えられないこともわかってきています。
by cinniyan
| 2013-07-23 06:30
| 私の絵本
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