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中文翻訳編集:黄淑菁
英文翻訳:白須康子 英文翻訳:伊藤菜月妓 英文翻訳:坂元一枝 (2010.4月起) |
『なんにもしない いちにち』by フレーベル館(2004年7月出版) この絵童話は、私が童話というものを書いて出版出来た、始めての作品だ。最初から、3冊短い時間を空けて出そうという話で、70くらいの物語を書いた中から、編集者であった(当時)フレーベル館の梅田さんに、20くらいを選んでいただいて、結果6つづつの物語で構成されている。 ヨーロッパでは、ハリネズミが物語に度々登場する。実際、ドイツなどでは、日本のたぬきやキツネと同じくらいポピュラーな動物で、畑には沢山出没するし、キャベツ畑のなめくじ退治に一役買うところから、農家の軒先に牛乳を置いてあげているというような話も聞く。 そこで私は、実際にハリネズミを飼って一緒に暮らして描いたので、ハリネズミの出す擬音には自信がある。また、その話は別の時にするとして、この物語が生まれたのには、偶然の嬉しい出会いがあった。 ある旅行に行く時に、飛行機が離陸し目を閉じていたら、急に目の前にハリネズミとちいさな動物が一緒に歩いているのが見えたのだ。私は家に帰って、そのハリネズミを絵に描いてみた。そして、ワープロ(当時)にタイトルを書いたら、あとはすらすらと物語が浮かんで書き上げたのだ。 そんなある日、梅田さんが家に訪ねてきて、机の上に置かれたそのハリネズミの絵をご覧になり、ぜひ本にしたいと言ってくださったのだ。 私は、もうすでにお話は3つくらいあると言って、読んでくれるように持って帰ってもらった。 そして、しばらくしてこの本の構想は現実になっていった。 このシリーズには、五感やもっと違う感覚でも感じるような、細やかな自然の中にある気づきや煌めきが盛り込んである。自分でも、一番好きな物語だ。 *あらすじ* ハリネズミとヤマネが主人公の小さなお話6つが詰まった一冊。ふたりのなにげないやりとりが心をふわっとやわらかくしてくれます。うつくしいカラーの挿絵もたっぷり入っています。
by cinniyan
| 2013-07-30 08:30
| 私の絵本
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