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中文翻訳編集:黄淑菁
英文翻訳:白須康子 英文翻訳:伊藤菜月妓 英文翻訳:坂元一枝 (2010.4月起) |
『おはようのはな』by フレーベル館(2005年2月出版) 「ハリネズミと ちいさな おとなりさん」のシリーズの3冊目。 このお話には、雪解けの風景、ふゆごもり前の小さな生き物の気持ちなど、冬や雪に関連するお話が多い。なので、とても絵を描いていても楽しかった。 自分が雪深い地域で子ども時代を過ごしたせいか、春を待ち望む気持ちや、これからまっ白な雪に閉ざされる冬を思って、あれこれ冬の間、家の中で過ごした頃の思い出は、今でもすぐに蘇ってくる。 ハリネズミとやまねの暮らしの中に、私が子どもの頃に体験したり考えていたことが沢山入っている。 そして、この本でとてもいとおしいのは、「さいしょのはっぱ」という物語だ。実は、最初に浮かんだ物語が、この話だった。長野の山をドライブしていて、すっかり葉っぱを落とした木々の中で、たった一枚、赤い葉っぱをくるくる風に揺らしているのをみかけた。 「ああ、あの葉っぱはたった一枚になって、これから枝から離れ、どこに行くかもしれない風に乗って旅に出るんだ」と切なく思った。 家に帰ってくると、ハリネズミがその葉っぱが落ちるのを、ずっと怖くないように淋しくないように見守っている姿が、浮かんで見えた。そこで、あっという間にお話が出来たのだ。 海外に行くと、四季のない国だって沢山ある。「ハリネズミとちいさなおとなりさん」のシリーズから、春、夏、秋、冬の季節を思い出し、そこにけなげに咲いている花や風の匂いを楽しんでもらえたら嬉しいと思う。 *あらすじ* ハリネズミとヤマネのシリーズ第3作。どこか奇妙で、でも温かいふたりのやりとりが、ほっこりとした笑いを誘います。
by cinniyan
| 2013-08-03 08:30
| 私の絵本
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