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中文翻訳編集:黄淑菁
英文翻訳:白須康子 英文翻訳:伊藤菜月妓 英文翻訳:坂元一枝 (2010.4月起) |
「できるならば、どんなことも、料理でも庭作りでも、 心からの喜びと熱意を持って行うことが大切だと思います。 たとえ、仕事や義務がひどく退屈でつまらないときがあるとしても、です。 もし、どんな状況でも、明るく輝かしい面を見ようとするなら、つまり、 暮らしに喜びを見いだそうとすれば、その結果として、きっと暮らしはより 良いものになるはずですよ。」 「ずっと昔、古代ギリシャの哲学者ソクラテスについて読んだことがあります。 そこには、二千年以上も昔、ソクラテスが市場をぶらぶらと歩いていて目にしたもの の中には、彼の質朴な生活にとって必要なもの、欲しいものは何一つなかったと 書かれてありました。・・・・・・・・・・・・ 私は「求めるもの」がまったくないような極端な人生を歩んできたわけではありません。 実際、私は多くのものを求め、その中に必要なお金もありました。 一生懸命仕事をすることでのみ、それを手にすることができたのです。 美しいアンティークやドレス、本、植物や動物を求めてきましたし、 大きな家と納屋、離れ屋も求め、こうしたものを手に入れるために、 お金を稼がなくてはならなかったのです。確かに、現代的な暮らしや複雑さに ちょっと打ちのめされたり立ちすくんだりすると、私たちは素朴さを求め、 昔の時代を求めたりします。 でも、そうした時代は、文明の発達した今日の 世界ではほとんど忘れられた、大きな困難や恐ろしいことにあふれていたのです。 私たちは、昔ではなく、今のこの世の中での最高を追究し、 そして私たちが心に思い描く幸福を求めて努力するべきではないかしら。」 by ターシャ・テューダー ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 現代、ロハスやエコなど、マスコミに煽られてこんな言葉が沢山溢れている。 けれどなにが、ロハスでエコなのか?、高いお金で並ぶ都会のスーパーの有機栽培の 野菜や、ハーブティーなど見る時、何かが違うように思う。 ターシャは、昔の時代を経験し、本物の自然の怖さやひもじさも充分知っている。 だからこそ、今の時代の今の暮らしの中で、自分の思い描く幸福とか何かを考えて 欲しいと言っているように思う。それは、ターシャの暮らしぶりを通しての、 現代人へのターシャからのメッセージだったように思う。
by cinniyan
| 2014-04-14 06:30
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