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中文翻訳編集:黄淑菁
英文翻訳:白須康子 英文翻訳:伊藤菜月妓 英文翻訳:坂元一枝 (2010.4月起) |
先日、二番目の姉のお姑さんが亡くなり、お墓のある鎌倉霊園に行ってきた。 その帰りに、一度伺いたいと思っていた、鎌倉宮に立ち寄った。 鎌倉宮は、大塔宮、護良親王をお祀りする神社なのですが、 (護良親王についてはまたお話するとして、)前にも書いたように、 山梨県の富士吉田にある小室浅間神社で、護良親王を慕う、 渡辺一美さんとのご縁から、毎年8月23日の親王のご命日の鎮魂祭では、 受付のお手伝いをさせていただいている。 そのご縁で、鎌倉宮の長岡宮司さんとはお会いして、少しお 話をさせていただいていた。そても心が整然とされる中に、 優しさの感じられる方だったので、一度お尋ねして、お話を伺いたいと 思っていたのだ。姉夫婦と伺い、お忙しい中、長岡宮司さまは、 長い時間をかけていろいろとお話してくださった。 姉夫婦が15才の長男を亡くすという悲劇に見舞われていたことをお 話していたせいか、ずっと、幼くして子どもを亡くした親の話などしてくださり、 姉夫婦もその悲しみから、少し自由になったようにも見えた。 いろんなお話の中で、私の心に響いたのは、もっと広い視野に立った 世界の目で物事を見なくてはならないということだった。 宮司は、いろんな場所に行かれてお話もされているけれど、例えば、 パプアニューギニアでは、子どもが生まれると、その生死の決定を 母親にさせるというのだ。例えば、不具で生まれていた場合、 過酷なジャングルの中で生きていけないことが分かっている。 それならばと、生かさないことに決めた子どもは、なんと白アリの巣に 放り込むのだという。それは、村全体の存続にも関わるからなのだと言う。 不具の体では、足手まといになって、村人の負担が増えるからなのだと。 凄いことだと思った。母親にしたら、どんな体で生まれても可愛いに 決まっている。けれど、白アリの餌食となることで、また森の生態系の役に 立つ事になるのだという。それと、お葬式はその人の生きて来た証になり、 最後の葬儀になるので、必ず出してあげないといけないと話されていた。 それをしないと生きていたことの否定にもなるのだという。 宮司は、いろんな宗教の枠を越えた、大きな考えの方で、 とてもユニークな発想をお持ちで、神社の宮司さんというものに 持っていた堅さや決まりというようなものが取り払われている気もして、 一緒にいる時間はとてもためになり面白かった。 鎌倉宮も美しく、また姉とゆっくり出かけてみたいと思った。
by cinniyan
| 2015-09-28 06:30
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