初こいの池の除幕式

このブログでも、ずっと経過を書いてきた、初狩小学校の鯉を巡るお話が、

やっとすべて無事に済んだ。夜中に降った雪が、山の上のほうを真っ白に染めて、

とても寒い朝だったけれど、除幕式が始まったら、まぶしい太陽に、目を細めるくらいに

晴れてきた。地域の方との連携によって作られた鯉の池。思わぬアクシデントで

死んでしまった鯉の代りに、新たに寄贈された4匹の鯉。この鯉、池を題材に

網倉一也氏によって作られた曲の生演奏によるご本人からの歌の披露。

そして、池の横に建てられた、「はつこいの池」の大理石の碑。

そこには、私のデザインしたマークと、網倉氏の歌の歌詞の一部が刻まれ、

驚いたことに、マークには色も入っていて感激した。体育館で開かれた式典の中では、

網倉氏の他に、生徒たちも全員で歌を熱唱。中には、涙ぐんでる人々も多くいた。

テレビのニュースでは2社に取り上げられ、新聞は、5社の取材もあって、子どもたちも、

悲しいことがあったことも忘れる華々しさで、どの子どもも嬉しそうな笑顔だった。

ああ、これでひとまず安心!この鯉にまつわるいろんな出来事が、子どもたちに何を

教えて、どんな思い出として残っていくだろう?きっと、なにかを成し遂げたという

自分自身への誇りも植えられたと思う。

みんな、精一杯生きていってね!