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中文翻訳編集:黄淑菁
英文翻訳:白須康子 英文翻訳:伊藤菜月妓 英文翻訳:坂元一枝 (2010.4月起) |
図書館で開く。 その講演では、「被爆樹」の話が中心になると思うが、私が最初に 杉原さんを知ったのは、ケルトの樹、聖樹の木に対するブログからだった。 彼女は、生きているうちに出来るだけ沢山の巨木に会いたいとおっしゃって いたが、以前に出版されている、「聖樹巡礼」という本の中に 登場する木々も、本当に素晴らしいものばかりだ。 日本に住んでいて、実はとても身近に多くの聖なる巨木があり、私たちに エネルギーを与えてくれている。 山梨でいうと、私は上野原という地域の軍だり神社(日本武尊を奉った)の 樹齢500年ほどになるカツラの木が大好きだ。 子どもの体がすっぽり入ってしまうほどのウロもあり、真っ青な空の下、 黄色く色づいたカツラの葉っぱからは、メープルシロップの匂いもして、それは 幸せな時間を過ごさせてくれる。 私が海外旅行に行って忘れられない体験として、スコットランドの オークニー諸島に行った時に訪ねた時に訪れた、メインホーという場所でのこと。 小高い丘の下には、石を積んで作られた洞窟があり、そこに3人の巫女が 入って、一日中、地球の平和のために祈りを捧げ、夜になりと、 洞窟を出て、巨木への祈りを毎日捧げるのが日課だったと聞いたことがあった。 宇宙からのメッセージを巨木が受け止め、そのメッセージを、巫女たちが 受け止めて、生活に生かしていたのだという。 今では,巨木がほんとに激減してしまっているので、地球の自然も 再生する力が弱まっていると言っていた。 そのくらい、巨木の連携というか、力は凄いものなのだ。 外国に行かなくても、日本は木の国で、会えば気づきを、力を、勇気を、 夢をもらえる木々は沢山ある。 久しぶりに、「聖樹巡礼」を読んでいたが、杉原さんならではの 感性が現れた文章で、「木は人を蘇らせてくれる」と書いていたが、 木と親しくならない人生は、本当にもったいないと思う。 たかだか生きて100年の寿命の人間の、その数十倍も、生きている 木々なのだから、奥深い知恵が宿っていることだろう。 この講演をきっかけに、普段身近にある木への思いも、巡らせてもらえたら と思う。 今年の私の庭では、ニワトコの真っ白な花が次々と咲き、幸せな時間を もらった。 これから夏、木々の真っ青な葉っぱが風にそよぐだろう。 ぜひ、この本に登場する木々にも、会いに行きたいと思う。
by cinniyan
| 2017-06-30 07:07
| 大月市立図書館の館長のブログ
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