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中文翻訳編集:黄淑菁
英文翻訳:白須康子 英文翻訳:伊藤菜月妓 英文翻訳:坂元一枝 (2010.4月起) |
大月市立図書館が、この度、文部科学省から、
「平成30年度子ども読書活動優秀実践校、図書館」として、 選ばれて文部大臣賞を受賞することになった。 とても名誉なことだと、嬉しく思っている。 この賞は、平成14年度に始まり、各県から小学校が2校、 図書館が1校、団体が一つ選ばれるというものだ。 4月下旬に文部科学省に行き、賞状をいただくことになっている。 これも、図書館に足を運んでくださる利用者の皆様、 私が館長になってからの、さまざまな新しい企画に しっかりとついてきてくれたスタッフや、ボランティアとして、 図書館をもり立ててくれているボランティアスタッフ、そして、 最初から私を支えてアドバイスしてくださっている多くの方々の お蔭だと思い、感謝している。 山梨には、公立の図書館が67あるが、書籍の購入費だけで いえば、何しろ財政も厳しいので、県立図書館などと比べたら、 その1ヶ月にも及ばないくらいのものだ。 そういう厳しい中で、何しろアイデア勝負で、人々に喜んで もらえる図書館、足を運びたくなる図書館、そして、特に 子どもたちを巻き込んでのイベントなど、さまざまなアイデアを 出して来たが、正直、まだまだという面は多い。 私が館長になって3年経つが、グラフィックデザイナー、 アートディレクター、絵本作家である私が、図書館を利用する ことはあっても、図書館運営については何も知らない状態の中、 自分の出来ること、理想の図書館とは?、と考えてやれることを 何しろやってきたつもりだ。 本、国語に対しての状況は、ますます悪化する一方で、 小、中、高、大学生の読解力の低下が、大きな問題になっている。 スマホの利用で、実際の本を手にすることが少なくなってしまって いる〜などなど多くの問題が蓄積しているが、なにしろ 図書館に来ることが楽しみになってもらうための雰囲気作りは、 力を入れて来たところでもある。 子どもたちとのワークショップも、個性がありユニークで、 学校では出来ないようなことをいっしょに遊び感覚で学んでもらう ものでありたいと思っている。 昨年は、敬老の日にちなみ、小学校と連携した企画も実現出来た。 図書館を身近に感じていただくために、ケーブルテレビの番組と して、『ツキッピー図書館テレビしんぶん』も立ち上げた。 図書館という「場」は、本当にアイデア次第で多くのことを 可能にする気がしている。 それは、人間を豊かにする知の場所であり、想像力を豊かに する場所でもあり、自分のお気に入りの本に出あったら、一生を 左右するほど力になる、学びの場でもある。 大月市の中で、図書館が人々の文化の中心となって、人々に 笑顔を提供出来ていったら本当に嬉しいと思う。 今回、いただいた賞は、「子どもの〜」とあるが、確かに 子どもと本の関係は、とても奥深い重要な問題だ。 子どもの頃に本を好きにならないと大人になっても本を 読めない子どもになってしまう。 本は、本当に素晴らしい力を持っている、子どもの頃に 出会って、その本を読みたいから学校で辛いことがあっても がんばれたという話を、ある作家がしていたが、人生の 最後まで自分の導きや癒しや力になって、寄り添ってくれる 力がある。 そのためにも、自分の本当にお気に入りの本に出会うために、 まずは図書館を好きになって、行きたいと 思ってもらうところから始めないといけないのだ。 豊かな感性を持ち、生き生きとした人生を歩んでもらうために も、各学校とも連携を取りながら、 図書館がその入り口となってくれたら嬉しい。 なにしろ私は,図書館が地域の中で、ワクワクする気分にして くれる場所になってくれることを願っている。 今後とも、大月市立図書館をよろしくお願いします。*感謝!
by cinniyan
| 2018-04-13 07:44
| 大月市立図書館の館長のブログ
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