リンク Link
カテゴリ
以前の記事
検索
ファン
ブログジャンル
画像一覧
中文翻訳編集:黄淑菁
英文翻訳:白須康子 英文翻訳:伊藤菜月妓 英文翻訳:坂元一枝 (2010.4月起) |
以前に、このブログでもご紹介した、九州に住まわれている企業コンサルタントの 恵美初彦先生には、私が東京から山梨に引っ越して来た当初、何か月に一度くらいの ペースで、勉強会を開いていただいていた方だ。 地球の歴史、人類の歴史を中心に様々な大事な話を友人と一緒に共に伺った。 今でも恵美先生は、東京に月に一度は来られて勉強会を開かれ、メールを配信されている。 私自身は、もう6年程はお会いしていないが、先日のメールは、スマホについてで、 とても大事な話だったので、ご紹介したい。
**************************************** 世の中にスマートフォンがあふれている。電車に乗って座席に座り、 前に座っている人たちを見ると、すべての人たちが、聖徳太子が笏(しゃく)を持つように、 左手でスマホを持ち右手で操作している。異様な風景である。電車に乗ったときぐらい、 落ち着いて車窓を眺めればよいのにと思う。 笏とは古代の官位のある人が礼装したときに帯にはさみ、 大切な事を備忘用に記しておいたもので、右手に持つ細長い薄板のことである。 スマホが目に入ると、たとえ画面を見なくても記憶力や思考力が落ちる。 最近、ハーバード・ビジネス・レビュー(HBR)誌にそんな論文が載った。 情報入手から知人との連絡までスマホに頼る場面は多い。 見るだけで気が散るのも、存在感の大きさゆえだ。 災害となれば、被害状況の発信や家族との連絡に力を発揮してきた。 懐中電灯やラジオまで兼ねるスマホだが、停電に襲われた北海道ではその弱みが皆を悩ませた。 テレビもパソコンも使えずスマホが頼みの綱。 だが電池の寿命は昔の携帯電話よりかなり短い。 充電コーナーを設けた公共施設には大勢の人が集まった。 持つ人が増えたため、話の中身は玉石混交になりがちだ。 ツイッターには電力復旧や断水の予定などで「友達の友達から聞いたんだけど」といった 情報が飛び交った。公式発表前に停電の長期化を見通した投稿もあれば、 自治体が否定に乗り出すほどもっともらしいデマもある。 一つひとつに読む人は振り回される。 HBR誌によればスマホを隣の部屋などに片づけ、目の前の課題や人に意識を集中する方が 判断力や発想力は高まるそうだ。スマホから目を上げれば、車窓では清々しい秋の風景、 同じ地域や企業で生きる仲間がいる。 外からの支援も届く。声をかけ、助けあってほしい。 自分にとって必要なのはスマホの情報ではなく、身近の仲間なのだから。
by cinniyan
| 2018-09-19 07:44
Powered by nishina sachiko
Copyright © 2007 RakuZan Co. All Rights Reserved. |
ファン申請 |
||