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中文翻訳編集:黄淑菁
英文翻訳:白須康子 英文翻訳:伊藤菜月妓 英文翻訳:坂元一枝 (2010.4月起) |
人魚姫の物語は、男でも女でも子供の時に読んだことがあったり、
いつの間にか人魚をディズニーなどで知った子どもも多く、人魚というものを 知らない人はあまりいないだろう。 目に浮かぶのは、上半身はブロンドの美女。下半身は美しい魚の尾っぽを持っている。 この人魚が、いつから生まれたのか?、以前にその元はジュゴンだったと知った時には、 ちょっとショックを受けたのを覚えている。 ジュゴンは、海洋哺乳類で、子育ての様子が人間に似ていたのだ。赤ちゃんを両ヒレで 胸に抱いておっぱいを飲ませている姿を、海の漁師が見かけて、人間と間違えたことが、 いつか人魚というものを生み出したという。 さて、本物のジュゴンを鳥羽水族館で見たり、沖縄の水族館で見た時の衝撃は 今でも覚えている。 大きな大きな水槽に、まるで丸い体の灰色の生き物が、藻に紛れてただ浮かんでいた。 その大きさといったら、なんとも言えなかった。 体長3メートル、体重450キロくらいになるという。 水槽を上から眺めているだけなので、背中を見ているわけなので、目も口も分からなかった。 けれど、映像などでジュゴンが泳ぐ様子を見ると、そのあどけない平和な穏やかな空気感 が素晴らしいと思った。 とても美しい人魚とも思えないが、ジュゴンの赤ちゃんへの授乳姿を思えば、なんとなく 人間に重ねてしまったのもわかる気がした。 さて、辺野古の基地の埋め立て問題では、驚くような発言が簡単に首相の口からも 発せられている。 サンゴ礁を埋め立てする前に、サンゴ礁は移動させるから大丈夫だというのだ。 「え?、そんなに簡単に海のサンゴ礁が、そのまま健全に他の場所に動かせるの?」 と、単純に疑問に思った。 サンゴ礁には、そこに住まう熱帯魚や小さな生き物や、ヒトデやら様々な生き物が 混ざり合って、あの美しいサンゴ礁を作られているはずだ。 森もそうだけれど、今ある自然が、一体どれだけの時間をかけてそこにあると思っているのだろう。 数ヶ月程度の時間で海が蘇るはずもないし、どれだけのサンゴが死ぬだろうと思った。 すると、ジュゴンが日本では唯一沖縄に生息していることを知った。 国の天然記念物で、絶滅危惧種、国際希少野生動植物種に指定されている。 ジュゴンは、藻を食べているため、生息地域も限られている。 日本ではほとんどもう生息せず、唯一沖縄のあたりで生息しているのだという。 沖縄でのジュゴンの呼び名は、「ザン」というらしい。 昭和の時代には、ダイナマイトを海に投げ込んで、ジュゴンを乱獲した時代も あったようです。 そんな中をどうにか生き延びてきたジュゴンも、日本のあたりにはもう50頭ほど しか生息していない。 そのジュゴンも、辺野古の海の埋め立てによって、ますます絶滅への道を 加速させていってしまうのではないでしょうか? 壊すのは簡単、、、そして絶滅させた動物を蘇らせるのは、可能性0 地球は、多様性があることで、これだけ美しい自然が形成されているのに、、、。 政治的な人間の駆け引きの陰で、こうしてまた、美しい生き物たちの命が 侵害されて行く。 沖縄の問題を、自分と離れた場所での話だからと思ってはいけないと思う。
by cinniyan
| 2019-02-01 11:56
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