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中文翻訳編集:黄淑菁
英文翻訳:白須康子 英文翻訳:伊藤菜月妓 英文翻訳:坂元一枝 (2010.4月起) |
本を読んだ感想を絵にする、
平成最後の全国読書コンクールは、第30回の記念の節目となった。 22日、私の本「きらわれもののこがらしぼうや」も小学校低学年の部の 指定図書に選ばれ、如水会館での表彰式に出席してきた。 美しい青空の広がる晴れの日。 私の童話を、どんな風に絵にしたのか?、とても楽しみだった。 全国からなんと65万204点、参加校は6089校となったのだという。 この数字に本当に驚いてしまうが、日本全国の学校で読書に取り組んでいる 姿が見えてくる。 この賞の特徴の中に、応募する時に書く感想がある。 なぜ、この本の感想画を描いてみたくなったのか?を文章にするのだ。 その文章も、選考する時に、大きな力を発揮するのだという。 これだけ応募のあった感想画を、各地方ごとに厳選し、最終的に550点に 絞られたものを、中央の選考委員たちによって先行されて行く。 文部科学大臣賞には、名古屋市立比良小2年の長倉くん、徳島県吉野川市立知恵島小5年の 大島みゆさん。 会場には、小学生から高校生までの入賞した授賞者、出版関係者、そして 元の本を書いた作家など、ものすごい賑わいだった。 今回の特別審査員は、教育評論家・法政大学特任教授の尾木直樹さんで、 尾木さんの選ばれた絵は、「さとやまさん」で、とてもプリミティブで素敵な絵だった。 尾木さんは、ご自分の故郷で見た蛍と、絵を重ね合わせて感動されたようだった。 表彰式の後には、各授賞された絵の前で、作家と子どもたの記念撮影も あり、「きらわれもののこがらしぼうや 」は、優良賞に選ばれた。 広島県尾道市の小学校一年の絵馬結唯ちゃんという女の子で、 前の日から緊張して眠れなかったのだという。 ご両親と女性の校長先生ととご一緒。 校長先生が、本当に嬉しそうで誇らしげで、始終ニコニコされて話されるので、 私も、本当に良かったと心から嬉しかった。 私が入賞者の行った時には、パーティテーブルに用意された子ども達へのオードブル に夢中。すっかりお腹が減ってしまったようだ。 パクパク食べている様子もとても、可愛かった。 物静かなとても可愛い子で、班に分かれて本を決めた時に、こがらしぼうや や 力を合わせてきらわれもの同志で、野ネズミを救えて良かったと言っていた。 絵は、とても子どもらしい素直な絵で、色合いがとても綺麗、こがらしぼうやが 強調された空間の取り方も良かった。 やっぱり自分がそうでなくても、きらわれたものの気持ちに自分もなり、 かわいそうだと弱い者にも同情出来る心を持つことは、 人間の基本の大事なことだと感じた。 入賞した感想画を見ると、やはり低学年のもののほうが面白いと思った。 絵はテクニックに上手でも、高校生ともなると一様に似通って見える。 ただ、どの絵も本当に真剣に本を読み、頑張って描いたのだという熱意が伝わる。 授賞者の挨拶の中で、休みの日はずっと本を読んでいるという小学生がいた。 その物語を後から、どんな風だったか?、絵に描いて楽しんでいるというのだ。 こんな風に子ども時代から想像力を育てていったら素晴らしい大人になると 思った。どの世界でも大事なのは、想像力、発想力だからだ。 もう新聞では一面に毎日新聞で発表されているが、しばらくすると ネットの公式ページでも見れるだろう。 ぜひ、興味のある方は覗いて欲しい。
by cinniyan
| 2019-02-23 06:58
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