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中文翻訳編集:黄淑菁
英文翻訳:白須康子 英文翻訳:伊藤菜月妓 英文翻訳:坂元一枝 (2010.4月起) |
本が出版されるとかされないとか、つくづく本にはその本の運命が
あると思う時がある。 5年もかかって出版に漕ぎ着ける本もあれば、お声がかかって、 数ヶ月で本になってしまったこともある。 出版社には、その出版社の独自の出版社としての色があるし、 もちろんそこにいる編集者も、自ずとその色を持っていると言える気がする。 それでも、やっぱりどんな編集者と出会ったかに、作家の生命はかかって いる気がする。 評判のいい出版社に、優秀な編集者ばかりがいるとは限らないと思う。 私も、本当に編集者に育てられていると思うし、その方が編集者でなかったら、 あの本は出来てなかったなと思う本ばかりだ。 先日、作家の津原泰水氏が、幻冬舎から出版されたいた、 「日本国紀」の内容が、ウィキペディアの丸コピペだと指摘したところから始まり、 あげく幻冬舎から刊行寸前だった津原氏の本が出版停止になったという出来事が あった。その本はハヤカワ文庫から出すことに) そこで幻冬舎の社長の見城さんが、津原さんの本の出版部数や、印税の%、 どれだけ売れたかなど、ツイッターで公表してしまったという事件が起きた。 「売れない作家だから、俺は出版に反対だったが、担当の編集者の情熱に負けて 出版することに」というような内容なツイートもして、大炎上。 結局、見城氏は、ツイッターを終了するということに追い込まれたのだ。 「売れる本を作る」、これは編集者の、作家の夢でもあるだろう。 でも、なんでもかんでもいいから売れたらいいという出版だけになったら、文化は 終わる。 そんなに売れなくても、出版する意味のある本もあるし、今の時代に読者がつかな くても、後の世界で認められる本もある。 基本は、やはり、編集者の基本の本をなぜ出版するのか?、作家はどんな思いで 本を書いたかが、問われると思う。 どちらにしても、作家を守るはずの出版社の社長が、こんな思い出あるなら、 いろんな意味で幻冬舎も終わったと思う。
by cinniyan
| 2019-05-20 17:07
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