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中文翻訳編集:黄淑菁
英文翻訳:白須康子 英文翻訳:伊藤菜月妓 英文翻訳:坂元一枝 (2010.4月起) |
奥庭を登っていくと、その自然の厳しさを痛感するような
景色が広がってくる。 さっきまでの道横には、季節がもっと早ければ真っ赤なコケモモの 実の可愛らしい姿が見れるはずだが、今年はすでに終わっていた。 私の好きなのは、地衣類が見えることだ。 地衣類とは菌類のうちで藻類を共生させることで生き延びることに 成功し自活できるようになったものだという。 一見、コケ類に似ているようだが、構造は全く違うものだという。 毎回、その美しい様に見惚れる。触って見ると、思ったよりも硬くしっかり している。 これだけの標高で生き延び、強い風の吹きすさぶ中、真っ白で白骨化したような 根っこは、まるで人のようにも見える。 この根っこは、サンタクロースに見えたし、 こっちの人は、おじいいさんが腰を下ろしているように見える。 天狗の遊んだ庭と言われているというが、実際、今でも遊びに来ているような 気もする。 樹木は、親は子供の木を分かっていて、ふしぎなことに親木を切ってしまうと、 子供の木も枯れてしまうというのだ。 地面の中で、根っこ同士で交信しているのだろうか? 腕のいい樹木医は、ちゃんと親木を残して、伐採の時にも切る木を指示できるらしい。 看板には、ここにいる木々の苦労がいかほどかの説明もある。 ここに育っている木々は孤独なのか? いいや、なんだか底知れぬ力を感じる。(つづく)
by cinniyan
| 2020-10-28 17:26
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