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中文翻訳編集:黄淑菁
英文翻訳:白須康子 英文翻訳:伊藤菜月妓 英文翻訳:坂元一枝 (2010.4月起) |
私は長い事、日本デザインセンターで永井一正先生のもとで、
グラフィックデザイナーの仕事をして来たので、多くのクライアントの お仕事をし、多くの企業の方に出会って来た。 そんな中でも、心に刻まれるような素敵な人々との出会いもある。 それが、石井食品の石井トヨ子さんだ。 現在の石井食品の会長、石井健太郎氏のお母様にあたる。 トヨ子さんとは、私が独立した後に、イラストの仕事で打ち合わせなどに 伺った時などにお会いすることになった。 当時、石井健太郎社長の時代で、会社に打ち合わせに行き、何かの機会に その当時まだ、会社でいらしたトヨ子さんにお会いすることになった。 数回、お目にかかる機会があったのだが、いつも横に座らせてくださり、 石井食品の会社がどうやって作られていったのか?、ご自分の信念など 細かにお話してくださった。 その時のオーラというか、素晴らしい笑顔と包容力を兼ね備えた方で、 優しさの中に芯の通ったまなざし、穏やかなそれは明るい笑い声が、 今でも思い出される。 その時に、1945年に創業され、佃煮、煮豆の製造から始めたとおっしゃるが、 中でも印象深かったのが、「イシイのミートボールやハンバーグ」で有名な、 レトルト食品の先駆けだったわけだが、その特許を自社だけのものにしなかった お話だ。 もし、企業が自分だけのところのものに特許取得してしまったら、社会に レトルトが広がらない。 その後、丸大など他者も同じようにレトルトの食品を製造し、日本中の 子どもたちのお弁当にイシイのミートボールや ハンバーグは広がっていったというお話だった。 その頃のお話を丁寧にしてくださり、食品に対する真摯な思いや情熱を知り、 感動したものだ。 やはり、無から何かを新しく作り出すということは、本当に尊く、 情熱と愛情がいることを痛感した。 海外で、工場の汚染の勉強などもした石井健太郎会長は、日本で初めて 二重バーコードを商品につけ、原材料の産地や加工地、加工日も表示している。 20数年前からは、製造過程においてうま味調味料や食品添加物を 使わない無添加調理に取組まれたり、アレルギーの子どもたちに向けた 商品作りのための工場も作られた。 こうした姿勢を見ていると、いつでも消費者の側にたった姿勢を感じ、 会長の石井健太郎氏は、トヨ子さんの意志を、しっかりと受け継がれて こられたことを思う。 さて、今頃だが、実はそのトヨ子さんが、96歳にて亡くなられた。 その訃報に悲しく、一度お見舞いにいってお会いしたかったと、悔やまれた。 船橋の石井の本社、ヴィリジアンで先日、忍会が開かれとても優しい空気の 中、執り行われ私も伺った。 上の階に、今までの歴史を振り返る場所が作られていて、トヨ子さんが 生前に着られていたお召しものやお写真などに溢れていた。 元社員の方たちだろうか、私が部屋でお写真などを見ていると、3人の人々の 会話が飛び込んで来た。 「本当に素晴らしい人だったよね、社員のことを、一番に考えてくれる人だった」 というような会話が聞こえて来た。 「これだ!」と私は思った。社員のことを一番に考えてくれた。それは、社員の 人生の幸福を願い、職場も家庭においても社員の充実した時間を願われていたのだろう。 額に入ったトヨ子さんの言葉や、ノートに、 その信念が書かれていて、とても感銘を受けたので、ご紹介したい。 ******************** わたしには、わたしの道があります。 わたしには、私の夢があります。 わたしには、わたしの人生があります。 あせらず無理をせず、 ひとつ ひとつ やりとげていきます。 必ず力ある 優しさある人になります。 悔いない素晴らしい青春を友情をつくって下さい。 ******************** 私は、「わたしには、わたしの〜」 とくり返されたこの言葉に、人間として一人一人立つということの 大事さや、背筋を伸ばして元気に前を向いて生きろ!と、叱咤激励されている気がした。 私のようなものにも、親しく声をかけてくださり、なにしろ愛情のこもった まなざしに何かいつも勇気をいただいた。 お写真のように、本当にパッと、周囲を明るくさせて元気づけてくださったトヨ子さん。 とても、大好きだった。 石井トヨ子さん、本当に、ありがとうございました。 また、天国に行ってもいろいろとお導きをお願いいたします。 ▲
by cinniyan
| 2018-06-29 08:15
梅雨に入ったはずが、毎日の猛暑。
と思ったら、大月市では大きなイベントの一つ、猿橋でのアジサイ祭りの 日曜日。 午前中まで夜から雨が降っていて、9時には止んだ。 知り合いの方々が、着物を来てお茶をたてる日でもあるので、 雨だと気の毒だと思っていたのでホッとした。 さて、その日曜日、図書館ではパップンピットクラブを開いた。 パップンピットクラブは、私が大月に戻って来た時に、自宅で 近所の学校の子どもたちなどを集めて開いていたもので、 感性を豊かに磨いてあげたいと思って始めたものだ。 小学校にワークショップなどを頼まれて行くと、小学校3〜4年くらい まで、とても自由な感性でいい作品を作っていた子どもが、高学年になった とたんに、右へ習えで、個性のなくなった他者と似たような作品を作り出す ことが多いことに気づいた。 とてももったいないことだと思う。そこで、学校ではしないようなものを なるたけ作らせたり体験させてあげたいと思ったのだ。 家では、庭に妖精を探しにいって、出会った妖精に悩みを打ち明け答えを もらって、妖精の絵を描いてもらうなんてものもあったが、驚いたことに 10人中4名くらいが、実際に妖精を見て、名前ももらった子どももたから 驚きだった。 子どもの世界は、本当に純粋に光と繋がっているものだと感動してしまう。 家で開いていたようにはいかないが、それを今は、図書館で開いている。 もっと自然の中に連れ出したいと思うけれど、公立の図書館だと いろいろ決まりもあり、外に連れ出して怪我をしたら〜などなど、 なかなか実現出来ないことも多い。 この日は、点描画のスーラのように、和紙を出来るだけ小さくちぎって、 貼り、色と色とのコンポジションを楽しむというやり方をした。 何かを意図的に描くのではなく、隣にこんな色が来たら、こんなに綺麗とか 感じて欲しいと思った。 「小さくね、小さく、、、」と、4〜5ミリにちぎった和紙を貼ってみてと 言ったのだが、子どもたちは自由だ。 そんな言葉におかまいなしに、大きな和紙を貼って、そこに更に 小さい和紙を貼ったり、自由にしている子もいる。 この日は、会議室でしているので、会議室いっぱいの20名が参加だった ので、ボランティアの方も頼み、オカメインコのピーちゃんにも参加して もらった。ボランティアの方がたには、本当に感謝だ。 子ども達は作品が出来上がると、ぴーちゃんの周りに集まっていたが、 生きた小さな命を間近にすることの大切さを思うので、連れていっている。 小さくちぎった和紙を時間内で貼るのは、結構大変で、みんな集中して がんばって、美しいウチワをそれぞれに完成させることが出来た。 簡単なように見えて、大人でも時間内で小さな紙の一片を貼付けていくのは、 かなり疲れる作業だが、みんな最後まで完成してくれた。 そして、発表時には、そのウチワから想像し、小さな物語を披露してもらった。 いきなりなのに、とても素敵なウチワの物語を話してくれる子どももいて感心!。 みんな、このウチワで仰ぐと、虹が現れる、幸せになれるなど、とても純粋な 希望ばかりで、子どもの心の健康を思った。 熱中症注意が叫ばれる中、ウチワでの夕涼みが普通だった時代は 風流だったことだろうと思いながら、子どもたちの可愛らしいウチワを 眺めた。 今年の夏を、元気に過ごしてほしい。 ▲
by cinniyan
| 2018-06-27 07:44
| 大月市立図書館の館長のブログ
最近の私は、6時前に起きて創作するようになっている。
いつもは8時間睡眠の人で、驚くくらい体内時計が正確な感じで、 12時に寝れば8時に、10時に眠れば6時に〜という感じで、 自然に目覚めるし、外出など用事があって夜中の1時や2時に寝ても、 ちゃんと6時に目が覚める感じだ。 さて、それにしてもワールドカップの日本代表の姿には、勇気をもらえて いる。一つのゴールをめざし団結し、実力以上の形で成果を出していくのは なんて困難な道かと思うが、今の日本代表の団結した姿は素晴らしい。 というわけで、昨日の夜中の日本対セネガルの試合もすごかった!。 途中、眠気との戦いもあったりするなか、本当に感動した。 人間は死んでしまえば、ずっと眠れるのに、なぜ、眠りというのは 至福をもたらしてくれるのだろう?と不思議に思う。 そんな時に、眠りの正体を発見したというニュースを読んだ。 80種類のタンパク質なのだという。 筑波大学の神経科学のチームが、ネーチャー電子板に発表したのだというが、 「スニップス」という一群のタンパク質が、眠気の正体らしいというのだ。 この80種類のタンパク質の働きが活性化すると眠くなり、眠りに つくと働きが収まることをマウスの実験で発見。 タンパク質が睡眠を促して神経を休息させ、機能の回復へつながている という。 「睡眠の質の向上や、不眠などの睡眠障害の治療法の開発につながる可能性が ある」としている。 私の知り合いにも、睡眠障害の方々は多く、少量の睡眠導入剤を飲まれて いたりする。 時代的には、多くの刺激があって、今の時代はうまく眠れない子どもも多いようだ。 こういった眠りの研究がもっと進んで、より安全でいい薬の開発に繋がると いいと思う。 さて、しばらくは、ワールドカップのサッカー観戦が続きそう。 うまく眠りと付き合いながら、ばっちり観戦したいものだ!(笑)
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by cinniyan
| 2018-06-25 07:44
長野県の大町という場所に、国宝仁科神明宮がある。
以前のブログにも書いたが、年に一度は必ず、ご先祖様へのご挨拶に 感謝の意を伝えに行くことにしている。 世界中では、悲惨な出来事が日々起きている。難民の問題は、解決への 希望がないし、昨日は、アメリカによる難民対策で、子どもと親を引き離しての 収容の悲惨な画面が映し出されていた。 それに比べて、今の日本人は自由を謳歌して、ずっと平和の中で暮せている。 そういう弱者の人々のことも知って、自分にやれる小さなことでいいからする べきと思うし、今の自分の環境のありがたさにもっと感謝の思いを持つ事が 大事だと思う。 これ一つが、本当に感謝すべきことだとしみじみ思う。 そんな生活の中で、目に見えずとも大きな存在たちの助けを受けて、 すべての出来事が廻っているんだと感謝することが多い。 本当は、去年の暮れに伺いたかったのだが、やっと先日伺うことが出来た。 穏やかに晴れた梅雨の晴間になり、初めて乗る新しい特急も嬉しかった。 ちょっと新幹線に乗ってるみたいに、座席の空間が大きい。 松本から大糸線に揺られて、信濃大町での下車になる。 仁科氏は、全国に400近い神社の建立をしているが、 私の住んでいる地域でも、仁科の里から大国主の命とすくな彦名の 神様の御霊分けをしてもらって、御嶽神社を建立している。 私はこの神社の、ご神木の杉が大好きだ。 鳥居をくぐってすぐの左側に3本立っている。 真ん中の杉は、切り株の形で切られているが、脇の日本は龍のように 動きのある見事な枝振りを見せていて、いつも生き物のようだと思う。 今回は、本殿は修復作業が入っている最中であったが、日本最古の 神明造りで、研究家の方には、とても興味深いものだそうだ。 仁科神明宮のはじまりは、第10代祟神天皇の末の太子で第11代 垂仁天皇の弟王「仁品王」(仁科氏の祖)が、この地を開き治めたこと、 天照大神を祀って、「宮本神明宮」と命名し、毎月16日に参拝したこと、 635年には、当地を巡視した皇極天皇に太子が、仁科氏に命じて 社殿を再築させ、12の末社を創立したことが記されているという。 古族仁科氏は、400年もの長い間、神事を続けて来たのだという。 この地を治めた古族仁科氏が、伊勢神宮にならって、代々二十年に 一度の式年造営を行って来て、次は平成31年に執り行われるのだというが、 とても楽しみなことだ。 人生には、いい時も悪い時もあり、日々あたふたとめまぐるしく過ごして いるが、こうしたより処を持てることは、本当にありがたく感謝だ。 氏子の方々がずっとお世話をされているが、ここには、松井宮司さんと いう素晴らしい宮司さんがいて、今では息子さんも一緒に、ご神事を 執り行ってくださる。 その祝詞を読み上げるお声や言葉が素晴らしく、玉串奉納を行う時には、 いつも感動させられて、参拝することの喜びにも繋がっている。 本当に松井宮司さん親子にも感謝で、やはり人なんだな、心なんだなと しみじみ思わされる。 車で行くと、その背景には雄大な山々が、畑には麦、今からだと水田の 美しさに感動するはずだ。 また、秋になったら、行ってみたい。 ▲
by cinniyan
| 2018-06-22 07:44
大阪北部地震では、亡くなった方が5人に増えて、
今朝は雨が強く降り、被災地では雨漏りや崩壊へと繋がる 冷たい雨となっているようで、くれぐれも備えが必要に なっているようだ。 突然に亡くなった方、被災された方々には心からお悔やみ 申し上げます。 本当に突然の災害には、普段用意をしていたからと言って、 そううまく冷静ではいられないはずだ。 私は、イギリスのツリーエッセンスの大家、サイモン&スー・リリー というご夫妻から、グリーンマン・エッセンスという木のエッセンスに ついて学んだことがある。 一応、認定証をいただいている。 こうしたツリーエッセンスやフラワーエッセンスの微細なエネルギーは、 特に緊急時に、人々がパニックに陥っているような時に役立つと思う。 バカに出来ない。力になってくれる強いサポートになる。 バッチフラワーでも他のエッセンスでも緊急時のためにブレンド されたものは、いくつかあるのだが、グリーンマンエッセンスで言えば、 「forest combinations」というエッセンスで、 14の主なエネルギーの流れを開いて、バランスを整えてくれるもので、 緊急時に救急薬としても使えるものだ。 エネルギーのバランスを整える強壮剤でもある。 私は以前、母が亡くなった時、哀しみに沈む家族に、すぐにこの エッセンスを頭頂部にたらしたり、舌に垂らして廻った。 みんな泣き過ぎて過呼吸になっていたり、ふらふらな状態であったのが、 なんとなくそのうちに回復してきて、うまくいったことがある。 エネルギーの力とかを信じる信じないとかいう前に、こうしたものも あるということを知って備えておくと、とても力強いサポートになり得るので、 普段から用意しておいてらどうかと思う。 今朝は、朝から雨で、関西の方でも雨になっているという。 被災地では、さぞかし心細く、雨による家屋の倒壊や天漏れなど、 心配だ。くれぐれも注意してほしい。 日本列島が、一ぴきの龍となってうねっているかのように、 最近では各地で地震が起きている。 こうしてうねりながら地震のエネルギーを発散して、311の時のような 大きな地震に繋がらないで欲しいものだと願う。 ▲
by cinniyan
| 2018-06-20 07:11
私もオカメインコのぴーちゃんや、ハムスターのハムちゃん
と暮しているが、知り合いの友人は、野良猫含め猫が6頭と、 犬を二匹飼っている。 ペットがいないうちには、泊まりによく来れていたものが、 さすがにこれだけのペットを飼っていると、自分の行動の制限も 生じてくるし、人間の家族同様の大切な一員となっている。 私にしても、こんなに鳥と一緒に行動している人を見るのは 珍しいと、おしめ付きのフライトスーツを着用し、一緒に買い物にも 行けるし、ホームセンターにも行けるし〜といった具合で生活を しているので、留守番で置いていく時には、反抗してすごい大きな声で、 行かないでくれと訴えられると、本当に困ってしまう。 なにしろ知能が高いので、精神的にも元気を 保たせるための、愛情表現や時間を共にとってあげることは なくてはならないものだ。 犬や猫を飼っている人の場合は、彼らの健康を保ために、 もっと大変なことだろう。 AI事業がますます盛んになってきているが、シャープが人口知能と IOTを組み舞わせたペット事業を始めるというニュースを知った。 猫の尿の量や回数、体重などを記録・解析して、そのデータをクラウド で飼い主のスマートフォンに通知する猫用システムトイレ型ペット ケアモニターというものだ。 値段は、2万4800円。 事業本部長は、 「国内の犬、猫の飼育頭数は約1800万頭で、15歳未満の子どもの 1571万人を上回る。 ペットは大切な家族の一員。ペットも加えたスマートハウスを実現 していく」と語っているという。 家族の一員であるペットの健康管理をして、できるだけ元気に長く 生きて欲しいというわけだ。 それにしても、そうか、人間の子どもの数よりペットの数がこんなに 上回っていると知って驚いたが、地球に暮らし共に生きる人間以外の 弱い生命たちにとって、生を老衰と言われるまで生きてもらえたら、 それは嬉しいことだ。 ▲
by cinniyan
| 2018-06-18 07:44
梅雨の合間、過ごしやすい日が続いていたある日、
懐かしい知り合いから献本が送られてきた。 著者を見てびっくり!。東京にいた時にお世話になった、 共同通信社の記者の方からだった。 彼の名前は、谷俊宏さんで、芥川賞作家の加藤幸子(かとうゆきこ) さんの連載を1年毎週続ける企画をされた方で、その挿絵カットを 私に頼まれたのだ。もうかなり前の話だ。 なぜ、私にカットのイラストを頼まれたのか?、谷さんが私が初めて 文章も絵も一人で創作した、「MOON 森のたからもの」の絵本を お持ちになって、その感想を話されていたのを思い出す。 最初にお会いしたのは、青山のスパイラルだった。 一週間に一度掲載されるとあって、体調を崩せないし、描けるかな? っと思ったけれど、熱心な目や思いにお引き受けしたが、私以上に エッセイを書く加藤先生は大変でいらしたと思う。 この連載は、後に「鳥のことば 人のことば」という本になって出版 された。 けれど、この一年は、私に大切なものを多く学ばさせていただいた。 定期的に、銀座で加藤先生、谷さん、そして共同通信社の文化部にいらして、 谷さんの上司でいらした小山鉄郎さんの4人で食事をするようになっていた。 とりとめない話をするのだが、その内容があまりに面白く、皆さんすごい インテリジェンスが深く、作家の生の話などがいっぱい出てくる。 私の知らない作家の話などになると、私は気遅れして、ちょっとその場が 自分にふさわしくない気もしながら、笑っていたのを思い出す。 けれど、本物を追求する方々の熱意がそこにあり、いつも身が引きしまり、 皆さんのお話を伺っていた。 この連載や集まりがあったお蔭で、その後、私は加藤先生と親しくさせて いただき、多くの旅をご一緒させていただくことになった。 小山さんは、私の周りにはいなかったなんというか、知の塊のような方で、 話す言葉にムダがないのに、いつもユーモアセンス抜群。 私はいつも小山さんの前だと、緊張してしまっていた。 2013年には、日本記者クラブ賞も受賞されている。 さて、そんな沢山の素敵なきっかけを作ったくださった谷さんのことは、 いつも加藤先生も、「谷さん、どうしているかしら?、お会いしたいわね」 とおっしゃっていた。 ロスアンゼルス支局に行かれた後、ひょんなことで私は共同通信社に 伺うことがあり、そこで、まさかいらっしゃらないだろうと思ったら、 帰国されていて、お会い出来たことがある。 「すっかりハンバーガーばかりで太ってしまいました」と、アメリカの 食生活で前よりも太ってしまったと明るく笑われていた。 私が山梨に引っ越した後も、加藤先生とは度々お会いし、今度また 4人で集まりたいと話されていたのだけれど、先生のお体のこともあり、 なかなか実現出来ずにいた。 そして、先日、突然この本が届いた!。 谷さんは、2015年に共同通信社を退社されていたが、大正大学大学院 で仏教学や、武蔵野大学大学院で臨床心理学なども学んでいらした。 そして、この本の執筆をされていたのだ。 届いたばかりで読めていないが、そこには私の知らない厳しい記者としての 谷さんの目からの取材の様子、その誠実な精神から捉えたさまざまな世間に 起きた事件と報道についてのお話が続く。 報道人の号泣 現場でもがく 冷たい取材 熱い取材 熱くて冷たい取材 御岳山噴火と報道人 遺族 涙の復権 大きな可能性 共感報道の特徴 こんな見出しが並んでいる。 山梨に来て、私も多くの記者の方にお目にかかる機会がある。 山梨日日新聞社さんとは、私が読者委員にもなっていることで、年に4回は記者の方々 とお会いしてお話させていただくことがあり、報道の現場の大変さや、そしてまた、 やりがいのあるお仕事だと敬服している。 谷さんが、共同通信社で記者として、どんな日々を送られて来たのか、本を読むのが とても楽しみだ。 ぜひ、この本をどこかで見かけたら手にとってほしい。 ▲
by cinniyan
| 2018-06-15 07:50
昨日は、米中首脳会談がシンガポールで行われた日。
NHKでは、朝の9時から生放送で中継、私も昨日は家に いられたので、ラフを描いたりしながら、夕方までテレビを 観ていた。 トランプ大統領の言う、誰もが予測もしなかったような 素晴らしいこと〜って、何? 朝鮮戦争の終結?、完全なる非核化?、拉致問題は?、と、調印を済ませた 文書の内容に、曇り空ではあるが、ワクワクしながら待っていた。 結果は、期待とは違ったけれど。 それにしても、金委員長の若いこと!、写真で伝えられて来た ものより、生に動いて話している様子などを見れば、トランプ大統領 とは、孫とおじいさんほどの差があるように見える。 34歳かな?(これもはっきりせず、不明。こう言われている) 緊張した表情や、後半に見せた笑顔などを見ていると、世界中を 歩いて見て、自分の国との差をもっともっと実感し、自分はどんな国が 作りたいのか?、を、じっくりと考えてもらいたいと思った。 シンガポールの夜にシンガポールの大きな植物園に行かれたようだが、 シンガポールの美しい夜景を観て、どんな風に感じられたのだろう。 ぜひ、アメリカにも行って、世界の超大国がどんな発展をして来たのか?、 の歴史を学び、自分の足と目を使って、映像ではない世界を体験して 欲しいと思った。 どんなふうにも未来の国を、変えることの出来る立場にいて、自分自身も 多くの知恵を吸収し、いかようにも変化が可能な年齢だ。 世界中を敵に廻すなんてことなく、まずは北朝鮮の人々を幸せにして、 世界に認められる国に成長して欲しい。 トランプ大統領の示した文書や対談の中身には、落胆した部分も多かった。 え?、これでおしまい?、だった。 でも、とりあえず、ずっと出来なかったことをアメリカと北朝鮮は現実に したことには違いない。 日本が、どんな役割を担っていくのか?、自国の拉致問題を、一刻も早く 解決してほしい。 どんな国に住む人々も、平和になって、幸せになりたいはずだ。 とりあえず、両国の間に橋は出来たと信じたい。この橋がすぐに風に 揺らいだり、地震で折れたりしないことを願う。 ▲
by cinniyan
| 2018-06-13 07:44
ドライブしている時などは特に、連番の車のNo.をよく
見かけると、なにか意識したり、自分にとってのラッキーNo.を持っている人もいる。 数字からのメッセージというのは、日常、誰のところにもやって来て、 意識して見るととても面白かったり、勇気づけてくれることもある。 今回、開かれる米朝首脳会談の行われる建物も、上から見ると8の 形をしていて、トランプ大統領が8を好むとか、金氏が、18を好む とか言っている人もいる。 私は、基本的には連番で同じ数字が、良く現れる時には何を伝えたいのだろう? っと、考えるし、特に44という数字は、天使が側にいてくれる合図だと聞いて いるので、44を見かけると、嬉しくなり勇気づけられたり単純だ。 名字が数字に置き換えられるので、247のこの数字が並んだり、 427とか、724とか、そんな数字を良く見る時には、気を引き締める。 それは、いい事のほうが多いのだが、何か役目があったりする時にも 見かけるらしいので、何が今出来るのだろうと考えたりする。 先日は、面白いことが怒った。 携帯に出ていた時間がずっと表示されなかったのに、朝目覚めたら 「21・11」になっていて、え?、今朝のはず?と、見ると8時台。 その数字が動かないので、思わずドリーンバーチューの連続の数字の 意味を調べてみた。 その後で、人と電話していた後で、急に正常の時間に表示され出したのだ。 ***************************** 頻繁に「11」「111」「1111」を目にするなら、それは意味が あります。 天使が人間とコミュニケーションを取る最も一般的な方法が、宇宙の言語である 「数字」と「音楽」を通してなのです。 古代ギリシャの哲学者ピタゴラスは、数字には振動特性があることを 初めて証明しました。 「全宇宙は数学的に正確である」と悟ったのです。 繰り返し連番を目にする時、それは守護天使からのメッセージです。天使が 何かを伝えようとしているのか尋ねてみると良いでしょう。静けさの中で耳を 澄ませば、明確な答えを受け取ることが出来るでしょう。 ですが、ストレスを感じていたり焦っていたりすれば、天使からのメッセージを 簡単に受け取ることは出来ません。 ですから、エンジェルナンバーというのは、あなたと天使の簡略な伝達方法の 記号なのです。「連番1」の場合、「エネルギーの入り口の目印」を意味します。 「連番1」を目にすればするほど、その道はしっかりとした力強い道である ということです。 具体的に言えば、「考えたことが瞬時に形となって現れるサイクルを通り抜けている」 という意味です。あなたが考えれば、ポンっとすぐに実現します。このような思考の サイクルが出来ると、自分が望んでいるものに思考を合わせ、ポジティブでい続ける ことが非常に重要になってきます。 恐れにフォーカスすることなく、あなたの望みだけにフォーカスしましょう。 天にあなたの気持ちを高めてもらうようお願いすることができます。そうすれば、 出来得る限りの最高の理想と目的に思考を合わせることが出来るでしょう。 ********************* と、こんな具合、他の数字も調べてみると面白い。 宇宙が数式で出来ていることは、もうすでに解明されているが、日常の中で 自分に合図を送ってくれる数字を、意識してみると、何か役立つだろう。 私は、こうした数字は、宇宙からの贈り物に思えている。 ▲
by cinniyan
| 2018-06-11 07:44
![]() 庭のアナベルや、柏葉あじさいの白が、一斉に咲き出して、 昨日は、雨が降るというので、急いで切ってご近所4件に配った。 雨の中で、アジサイは似合うけれど、みんなぐったりと雨の 重さにしなだれてしまうので、可哀想だ。 さて、そんな梅雨の時期に入ったようで、雨の童謡を調べて いたら、いろいろと面白く、歌に隠された背景が、とても興味深い ものも多い。 例えば、誰もが知っているのでは?、と思われる「でんでん むしむし」 の「かたつむり」の童謡は、どうやら、古典の狂言から来ているのだという。 *************************** でんでんむしの名前の由来は、古典狂言の一つにおいて、 「でんでん むしむし でんでん むしむし」と繰り返し 唄われる場面が関係しているのではないかと推測される。 『かたつむり』 狂言『かたつむり』 あらすじ ある日、太郎冠者は、長寿の薬になるというカタツムリを 探してくるよう主人から命じられた。 カタツムリがどんな生き物かまったく知らなかった太郎冠者は、 カタツムリの5つの特徴を教えられ、さっそく探しに山に 出かけた。 太郎冠者が教えられた「かたつむり」その4つの特徴sとは、 1 藪の中で、 2 頭が黒く、 3 腰に貝をつけ、 4 時々角を出し、5 大きいものは人間くらいの大きさがある。 というものだった。 ちょうどその頃、修行帰りの山伏が薮の中に隠れて寝ていた。 そこに通りかかった太郎冠者は、その山伏をカタツムリだと勘違い して、主人公の元へ連れて帰ろうとする。 山伏は、無知な太郎冠者をからかおうと、無知に乗じて太郎冠者 にはやしものを唄わせ、「でんでん むしむし」と唄い呆れて 楽しんでいた。 ***************************** ハァ 雨も 風も 吹かぬに 出ざ 釜 打ち割ろう でんでん むしむし でんでん むしむし (雨も風もないのに顔を出さないのなら、殻を打ち割ってしまうぞ 出て来い虫 出て来い虫) ***************************** 帰りの遅い太郎冠者の様子を探ろうとやってきた主人は、唄い 呆れる太郎冠者を見て驚き、山伏の正体を太郎冠者に悟らせるが、 山伏は法力で主人まで巻き込んで唄い呆れさせてしまう。 やがて主人と太郎冠者は正気に戻るが、山伏はひょうひょうと 山に逃げていったのである。 ーーーーーーーーっと、こんなふうだ。 それにしても、昔の時間の過ぎ方は、自然の風景の中に何かを 思ったり、夜空の月や星に思いを馳せたり、、、今よりずっと ロマンティックな人種が育っていたのではないか?、思えるほど、 今は、時間があれば、四角い小さな画面のスマホを見つめている 人が多くなってしまった。 人間という動物は、今は進化しているのだろうか?、それとも?。
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by cinniyan
| 2018-06-08 07:44
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